“神様募集中”“神様急募!”このようなフレーズがネット上で飛び交っている。 宝くじが当たりますように…素敵な恋人と出会えますように…といった、いわゆる“神様”“仏様”ではなく、主に家出少女達が泊まる場所や食事などを提供してくれる男性の募集や呼びかけのフレーズとして使われ、その役割を果たしてくれる男性を少女達は「神」と呼ぶ。
バブルの時代には、「メッシー(食事を奢る男)」「アッシー(送り迎えする男)」「みつぐ君(プレゼントを貢ぐ男)」という、女性に尽くす男達の呼び名が生まれたが、それらとは比較にならないくらい背景は深刻で、犯罪の温床ともなっている実態があり、まさにいくつもの問題点を抱え、混沌としたこの時代を象徴するようなキーワードにも思える。 かつてのメッシー君などとは違い、女性へ提供する好意(行為)そのものは一見似通ってもいるが、この問題は少女達が未成年であるコト、家出人であるコト、それらの未成年の少女達を目当てにサイトを利用する男性が多く、犯罪に巻き込まれる可能性が極めて高いコトなど、数々の問題点が挙げられる。
そもそも“出会い系サイト”は18歳未満の利用が法律で禁じられているが、その法の隙間を縫うようにして現在、爆発的に広がり、出会い系サイトの代用的な使われ方をして大きな問題となりつつあるのが“神待ちサイト”と呼ばれるこれらのサイトである。
そのサイトの中では、少女達が自らメッセージを投稿し、食事を提供してくれる人、宿泊させてくれる人を「神」と呼び、募集・呼びかけを行っている。 試しに「神待ちサイト」と検索してみると、いかにこれらのサイトが乱立し、少女達の中では1つの常識といえるほど、定着しているかが分かる。
かつてはブルセラから始まり、売春・買春、援助交際、そして今、それらのいくつもの危険が潜む“神待ちサイト”に頼らざるを得ない少女達は、心の闇の中で膝を抱えて泣いているのだろうか、それとも無邪気に笑っているのだろうか。
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(C)神待ちサイトの乱立